ザノサー投与により起こる可能性のある副作用にはさまざまなものがあります。早期に適切な処置を行う必要があるため、「何かおかしいな」と感じたら、医師や看護師または薬剤師に連絡してください。
症状に気づいたり、長引く場合には、必ず医師や看護師または薬剤師にご相談ください。
骨髄は血液の成分をつくる重要な器官です。骨髄の働きが低下すると、白血球、リンパ球、好中球の数が減少し、感染症にかかりやすくなったり、貧血や出血といったさまざまな症状が現れます。
症状に気づいたり、長引く場合には、必ず医師や看護師または薬剤師にご相談ください。
ザノサーは腎機能を低下させることが知られています。
症状に気づいたり、長引く場合には、必ず医師や看護師または薬剤師にご相談ください。
血糖値を正常に保つ働き(耐糖能)が弱まり、血糖値が上昇します。
もともと糖尿病の方は、特に注意が必要です。
症状に気づいたり、長引く場合には、必ず医師や看護師または薬剤師にご相談ください。
肝臓の機能が障害されて肝機能の指標となるγ-GTP、ALT(GPT)、AST(GOT)が上昇することがあります。
症状に気づいたり、長引く場合には、必ず医師や看護師または薬剤師にご相談ください。
点滴の針を刺している皮膚に、赤み、痛み、違和感、腫れなどや、血管がつっぱるような感じが現れることがあります。
症状に気づいたり、長引く場合には、必ず医師や看護師または薬剤師にご相談ください。
便秘が現れることがあります。
治療中は1日1.5~2Lの十分な水分をとる、食物繊維の多いものを食べる、乳酸菌食品を食べる、などを心がけましょう。お薬を使って排便をコントロールすることも可能です。
悪心・嘔吐が続くと、脱水症状や栄養状態の低下、体重の減少が起こります。
悪心・嘔吐をやわらげるお薬を投与するなどして予防しますが、それでも症状が治まらない場合は医師に相談してください。
予防として食事は無理に一度に食べず少量ずつ分けて食べ、脱水症状を防ぐために、こまめに水分をとりましょう。
体がだるい、疲れやすい、やる気が出ないといった症状が現れることがあります。対処法として、水分を十分にとる、マッサージや入浴で血流をよくする、散歩や音楽鑑賞などでリラックスする、などがあります。
抗がん剤の使用により味覚障害が起こると「金属のような味」、「砂を噛んでいるような感じ」、「味がわかりにくい」、「味が強く感じられる」などの症状が現れます。塩分を控えめにする、ゴマやレモンなどの香りを利用するなど、食事内容を工夫しましょう。
口内炎が現れることがあります。
うがいをこまめに行って予防します。喫煙は口内炎を重症化するリスクがあるため、禁煙しましょう。
食欲がわかない、好きな物を前にしても食べたい気持ちが起こらない、といった症状が起こることがあります。食べたいと思ったときにすぐに食べられるものを用意しておく、食事量は少なめにして小さな食器に盛り付ける、など工夫しましょう。
眠れなくなることがあります。
規則正しい生活を心がけ、無理のない範囲で適度に体を動かすように心がけましょう。昼寝をする場合は夜の睡眠に影響しないよう、1時間以内を目安にしましょう。
下痢が現れることがあります。
腹部を締め付けすぎないように注意し、香辛料や脂肪の多い食事、乳製品、アルコール、炭酸飲料など腸を刺激する作用のある食べ物は避けるようにしましょう。
会話や考えが混乱することがあります。
投与期間中は自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際に注意してください。
症状に気づいたり、長引く場合には、必ず医師や看護師または薬剤師にご相談ください。